前回の続きです。

将棋四段を目指す方の将棋上達法をまとめる以下のようになります。


1.プロの将棋の棋譜を毎日1局見る

2.週に1回は将棋の実戦を指す

3.本を1冊買って将棋の定跡をしっかり覚える


 

これに対する見解を書いておきます。 



1.プロの将棋の棋譜を毎日1局見る>について

・これへの不満は、「棋譜並べ」や「棋譜の研究」ではないということです。プロの将棋の棋譜を見るだけで、格段に強くなるとは思えません。


2.週に1回は将棋の実戦を指す>について

・「週に1回」とは「週に1局」という意味でしょうか?それとも、「週に1回時間の許す限り」という意味でしょうか?管理人むとせの最低ラインは、3日に1局です。これで現状維持が精一杯です。脳科学的にもこのラインは譲れません。


3.本を1冊買って将棋の定跡をしっかり覚える>について

・1戦法をマスターし得意戦法にすることは大切です。ですから、もし可能ならば1冊の本で定跡を覚えることは将棋有段者への近道です。しかし、現実問題として複数の本を熟読しませんと、網羅性に欠けます。しかも、上記の記述では本のレベルについて全く書かれていません。将棋のプロでさえ読むようなレベルならばまだ納得もいきますが、前述だけで将棋四段まで到達できるとは断言できません。


以上を踏まえますと、上の3点だけで将棋四段になれるとは到底思えません。ただし、現代のユルユル段位では、これも許されるのかもしれません。

将棋四段になるための将棋上達法としては、残念ながら不満の多い方法です。昔の将棋初段レベルでも甘い可能性があります。

これに関してはあとで補足します。


http://health.goo.ne.jp/column/fitness/f001/0017.html
森下卓02 ユルユル