将棋で強くなるために、実戦は不可欠です。これなくして将棋で上達する人はほとんどいないはずです。この実戦を行う上で大切なことを書いておきます。今回は「<その1>負けても・・・」です。


将棋で入門した頃の一般的な将棋ファン、つまり、将棋入門者や将棋初心者は、大体次のようになります。


1.勝ったり負けたりしながら将棋を続ける

2.勝ったり負けたりするが興味関心がなくなりやめてしまう

3.負け続けてすぐにやめてしまう

4.負け続けるが負けず嫌いなので勝てるようになるまで続ける 

5.負け続けるがなぜか続けてしまう


 
他にも色々なパターンがあるとは思いますが、管理人むとせの周りでは大体上記のような感じでした。


「1」は普通でしょう。

こういう方は幸運だと思います。なぜなら、最初から勝てる相手がいるからです。将棋のような勝負事は、基本的に勝てれば嬉しいゲームです。勝てば続ける動機になります。


「2」に当てはまる人は意外と多いです。

むとせが小学生の時は、クラス全員が将棋のルールを知っていました。一時期クラス全員が将棋を指していましたが、結局中学生まで将棋を続けた人は5人、高校生まで続けた人はたったの2人です。高校生まで続かなかった人の多くは、「2」「3」に当てはまるはずです。
 

「3」~「5」が、今回のテーマです。


むとせの場合、「5.負け続けるがなぜか続けてしまう」に当てはまります。将棋のルールを覚えた時期は、小学5年生の初め、4年生と5年生の間の春休みでした。この時期に父と祖父に将棋を教わりました。

基本的なルールを教えてもらった後に、早速実戦です。もちろん、相手は父と祖父でした。


その結果は?



続きは、「実戦で大切なこと <その2>○○連敗」で書きます。

下に続きます。


負けるもんか



画像は下のリンク先から頂きました。

スーパーカブ・電脳・その他何でもありの備忘録 - Yahoo!ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/gomatarou99/30647543.html

とても有名な看板らしくネット上にはたくさんありました。


書いてあることはとても立派で、将棋上達にも参考になる名文だと思います。最後から2行目にある

「きのうまでの自分を超えろ。」

も、良い言葉だと思いませんか?


人間という生き物はとかく自分と他人を比較しがちですが、他人と競争するよりも、むしろ過去の自分と比較・競争した方が成長・上達しやすいものです。

これに関しては、将棋上達も同様です。昨日よりも戦法に関する知識が深まれば、序盤で有利にしやすくなります。昨日より難易度の高い詰将棋を解けるようになれば、終盤で逆転勝ちしやすくなります。昨日より・・・。

書き出したらキリがありませんが、要するに、過去の自分を超えることをしていれば将棋も自然と強くなるということです。しかも、短期間に集中して。


短期集中に関してはまた別の機会に書きますが、将棋というゲームは、長期間でコツコツ努力するよりも短期間で集中した方が強くなりやすいです。これは、正直なところ、丸秘将棋上達法の一部です。

なお、ここでの短期間とは、6ヶ月~2年6ヶ月です。3年以上を長期間とします。